複数台のガジェットを使いこなす人にとって、もはや必需品と言っていいUSB充電ポート(USB充電タップ)。
特に、急速充電に対応したものがあると、いざという時に助かるのでとても便利ですよね。
しかし、パワーの大きい急速充電器を使うと、端末が対応する限界を超えてしまって、故障の原因となることがあります。
そこでおすすめなのが、AUKEYの5ポートUSB充電器。
AUKEY独自の技術・AiPowerによって、各端末の限界の電流量を読み取り、それを超えない範囲で急速充電をしてくれるのです。
しかもAndroid端末などでの超急速充電が可能なQuick Charge3.0に対応したUSBポートも1つ装備。
端末に優しい、しかも合計5つのポートを装備したハイスペックなUSB充電ポートです。
※QuickChargeについては、下記の一部で「QC」と表記しています。
AUKEY 5ポートUSB急速充電器の概要
Amazonでは星4.3の高評価を獲得(執筆時点)ているこの5ポートUSB充電器。
まずは、本品のウリを整理してみましょう。
- 安定した電力供給が可能
- 他社製品より安く、高コスパ
- 発熱やコイル鳴きなどトラブルの少なさ
- シンプルでスタイリッシュなデザイン
Amazonで見ても、やはり多くの人が評価しているのが電力供給の安定性。
USB充電器として、一番必要な要素を本品はしっかり抑えています。
また、レビューではトラブルの報告もあまり見られません。電力供給はもちろん、全体的に安定性の高い商品といえそうです。
その他、デザインを褒める声や、3000円程度と安価であることをありがたがる声が多く見られました。
そんな本品を、reviewfunでは、以下の項目について星5点満点で採点していきます。
- 電力供給
- トラブルの少なさ
- 総合評価
米国・クアルコム社が開発した、スマートフォンやタブレットの急速充電の規格。
QuickCharge3.0搭載の場合、非対応端末と比べ、約4倍もの高速で充電できる。
Android端末に広く普及しており、QuickCharge2.0の場合、最新のAndroid端末のほぼ全てが対応している。
AUKEY 5ポートUSB充電器の評価は?
AUKEY 5ポートUSB充電器の評価は以下の通りです!
成績通知表「AUKEY 5ポートUSB充電器
電力供給:
トラブルの少なさ:
総合評価:
ひとこと:AiPowerが便利!高い安定性を誇る1台!
電力供給ー速度はマックスではないが、信頼性十分
星4.0
本品のUSBポートは、接続端末の許容量にあわせて電流の大きさを調整するAiPowerに対応したものが4つ、一部Android端末の急速充電QuickCharge3.0(以下QC)に対応したものが1つ装備されています。
まずは、AiPower対応端子から見ていきましょう。
iPhoneのほか、1A以上の電流には対応していないVape(電子タバコ)で試してみました。
AiPowerでの電流量をiPhoneでチェック
まずはiPhoneから。
ちなみに使用機種はiPhone7 Plusです。
iPhone7Plusを、AiPower対応ポートで充電
流れた電流は1.10Aでした。もちろんケーブルは、Apple純正のものを使用しています。
さらに、Apple純正の充電器から充電した場合、電流の大きさはどうなるか調べてみました。
Apple純正品を使用した場合の電流量は0.97A。AUKEY 5ポートUSB充電器を使った場合より1割ほど小さい値になっています。
つまり、AUKEY 5ポートUSB充電器は、Apple純正品の1.2倍程度の充電速度なのです。
この速度は、超急速充電というほど早いものではありません。
ですが家で使うには十分な速さですし、バッテリーの寿命も考えれば適切な電流の大きさといえます。
AiPowerでの電流量を、電子タバコ「Vape」でチェック
次に、筆者が時たま吸っている電子タバコ、VapeでAipowerの安全性をチェックしてみました。
実はこのアイテム、1A以上の電流を流すと壊れてしまう可能性があるという困ったシロモノです。
しかして結果は……
無事、1A以下の電流で充電できました。
AiPowerは、特段急速充電ができるわけではありませんが、機器のバッテリーを長持ちさせられるだけの安全性を備えているといえますね。
QuickCharge対応ポートも、AiPowerに対応している模様
5つのポートを備えている本品。
うち4つのポートはAiPower対応ですが、もうひとつはQuickCharge3.0対応ポートとなっています。
これがAiPowerに対応しているのか、チェックしてみました。
同じく、まずはiPhoneからです。
先ほどの、AiPower対応ポートの電流量(1.10A)から少し低下しましたが、Apple純正品よりは1割ほど速い充電スピードとなっています。
続いて、Vapeです。
こちらも、AiPower対応ポートで充電したときの0.73Aより数字を落としましたが、安全な電流量で充電できています。
どうやら、QC対応ポートでは電流量が落ちてしまうものの、AiPowerと同様、充電先の端末によって充電量を調節する機能が備わっているようです。
おかげで、このQC対応ポートが無駄になることもなく、八面六臂ならぬ、五面六臂の活躍をしてくれそうですね。
以上の結果より、本品の電力供給は高い安定性を持っているといってよいでしょう。
急速充電という側面からみると、本品の充電速度は特別速くはないものの、安全性という面では高い信頼性を誇ります。
家庭で使う分には十分な信頼性を誇る点は満点要素ですが、速度はマックスというわけではないことから1点を減じ、電力供給についての評価は星4.0としました。
トラブルの少なさー発熱は多少あるが、それ以外はなし
星4.5
AUKEY 5ポートUSB充電器が評価されている点の1つ、トラブルの少なさ。
筆者が5ポート同時に1週間ほど使ってみた感じでは、ホッカイロほどではない程度に軽い発熱がありました。
もうひとつ例を挙げてわかりやすくしますと、PS4と同じくらいかそれよりもやや控えめな印象でしょうか。
というわけで、順番にして表してみるとこんな感じですね。
ホッカイロ>AUKEY 5ポートUSB充電器≧PS4>MacBookProの充電器
※あくまで筆者の印象であることをご容赦ください)
発熱は多少はあるが気にならないレベルといってよいと思います。
なお、コイル鳴きなど、発熱を除くトラブルは筆者のテストでは確認できませんでした。
発熱が多少ある点だけを考慮し、トラブルについての評価は星4.5。
ただ、この程度の発熱はよくあるレベルであり、ほぼ満点といってよいと思います。
総合評価ー高い安定性が光る、信頼できる商品
星4.5
先に書いた通り、AUKEY 5ポートUSB充電器の大きなウリは高い安定性です。
充電速度こそやや控えめですが、少なくともApple純正の充電器よりは早いという結果が出ており、特に不満を抱かれるものではないでしょう。
トラブルも少なく、全体的に高い信頼性のあるアイテムといえます。
なお、いままでデザインや大きさに触れていませんでしたが、本体のサイズは手のひら大。
USBポート充電器としては標準的なものです。
また、コード長は1mあるので、大抵の人は余らせることになるでしょう。
USB充電器に安全性を求めるならピカイチのアイテムである本品。
総合評価は(星4.0と迷った末、)不満がほとんどないことを重視して星4.5としました。
なお、価格は3000円ちょいとお手頃。USBの充電でお困りの方、導入されて損はありませんよ!
- 家で使いやすいUSBポートを探している
- 他製品を使っていたが、過去に充電トラブルに見舞われたことがある
- Quick Chargeに対応した端末を使用している
ちなみに、QuickChargeに対応しないモデルなら、1000円ほど安くなります。
QuickChargeなんて使わない!という方はこちらを購入しましょう。
AUKEY 5ポートUSB充電器のカタログスペック
搭載技術:Quick Charge3.0、AiPower
入力:AC100-240V
AiPower USB出力:最大5V 7.2A
Quick Charge3.0USB出力:3.6-6.5V 3A、6.5-9V 2A、9-12V 1.5A
総電力:55.5W
サイズ:W90mm×H60mm×D25mm
重量:149g