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    Anker Nebula Apolloレビュー! 4万円以下で100インチの大画面に対応するモバイルプロジェクター

    Anker Nebula Apollo

    モバイルプロジェクター欲しいけれど、5万円以上の商品は流石に高い……

    そんな経済的理由で”ホームシアターへの夢”を諦めていませんか?

    そんなあなたにおすすめしたいのが、AnkerのNebula Apollo

    4万円以下という低価格ながら、モバイルプロジェクターの上位機種であるNebula Capsule IIと同等の200ANSIルーメンの明るさ、最大100インチのスクリーンへの投影能力を備えた、コンパクトサイズのモバイルプロジェクターです。

    Anker Nebula Capsule II

    ↑Ankerのモバイルプロジェクターの売れ筋といえばコレ、Nebula Capsule IIです。

    天面にはタッチパネルを採用しており快適な操作が可能なうえ、Android7.1を搭載しているためYouTubeやAmazonプライムビデオ、Netflixがこれ1台で楽しめるなど、エンタメ性も抜群。

    本記事では、そんなNebula Apolloをガッツリレビューしていきます。

    はたの編集長
    基本性能はほぼ一緒で、価格は上位機種の3分の2。コスパは間違いなくこっちが上です!
    目次

    Nebula Apolloの概要

    まず最初に、Nebula Apolloがどんな魅力を持ったアイテムなのか、概要をまとめます

    Nebula Apolloのココがスゴい!

    1. 200ANSIルーメンの明るさ、最大100インチの映像を投影可能
    2. 350ml缶よりも小さいコンパクトサイズ
    3. YouTubeやAmazonプライムビデオ、Netflixなどをこれ1台で楽しめる
    4. 搭載されているスピーカーがなかなかにパワフル
    5. タッチパネル搭載、スマホアプリからの操作にも対応し、操作性◎
    6. 価格は3万9800円と4万円を割り込む

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      Nebula Apolloの一番すごいところは、

      「上位機種の3分の2の価格で、基本性能がほぼ一緒」

      という点にあります。

      基本性能、というのはプロジェクターに求められる、「明るさ」と「対応するスクリーンのサイズ」です。

      明るさは映像の鮮明さに直結しますし、映像の迫力を楽しもうと思ったらスクリーンのサイズはとても重要。

      本品は、その2つの要素を上位モデルと遜色ない形で、必要十分に満たしています。

      パッケージ

      ↑パッケージでも200ANSIルーメンの明るさが強調されています。

      解像度で劣る、アプリストアがGoogle Playストアではなくサードパーティ製のAptoideTVであるために、アプリのバリエーションが少ない点や、オートでのピント合わせに対応しないなど、上位機種と差がある部分も確かにあります。

      一方で機能性の面では、上位モデルになかったコンパクトさとタッチパネルによる操作性の高さを備えています。

      コスパは、Ankerのモバイルプロジェクターのなかでは間違いなくNo.1でしょう。

      まさに、「モバイルプロジェクター入門機の決定版」ともいえるAnker Nebula Apollo

      以下では、本品の濃厚レビューをお届けしていきます。

      Nebula Apolloのサイズ感と外観ーとにかく小さい!

      Nebula Apolloを手に取ると、その小ささに驚かされます。

      350ml缶と並べてみるとご覧の通り。

      350ml缶と並べてみた

      ↑本品のサイズは、350ml缶よりちょっと大きい程度。

      手にも持ちやすいハンディサイズ

      ↑持ち歩ける”ハンディサイズ”ででもあります。カバンの中でもかさばりません。

      この小ささで、100インチの映像を映し出すんですから、すごいですね。

      重さは約579gで、大きめのタブレットと同じくらい。

      荷物に含めて外出しても、全然苦になりませんね。

      側面には、ピント合わせ操作を手動で行うためのダイヤルがついています。

      ピント調整のダイヤル

      ↑写真中央部にダイヤルが写っています。

      天面には、Ankerのモバイルプロジェクター初となるタッチパネルを搭載。

      まるでノートパソコンのトラックパッドのような操作を可能にしました。

      天面のタッチパネル

      ↑天面のタッチパネルは、電源を入れると発光します。見た目もかっこいいですね。

      背面には、赤外線レシーバー、モード(Bluetoothスピーカーモード/プロジェクターモード)切り替えボタンが縦に並に、その下部には、充電、入力用のポートが並んでいます。

      背面上部

      ↑本品の背面上部。下が電源ボタンです。

      また、底面には、三脚用のネジ穴を装備。卓上に置いて使うことも多い本品ですが、三脚を使用してのスクリーン投影にも対応しています。

      底面

      ↑本品底面には、三脚用ネジ穴があります。

      Nebula Apolloが装備している端子

      背面下部についているポートは全部で3つ。

      充電用のDC電源ポート、入力用のHDMIポート、そして外部デバイスへの給電用のUSBポートです。

      背面下部

      ↑本品の背面下部。左から、HDMI、DC(充電用)、USB(外部給電用)のポートとなっています。

      このうち、USBポートからの電源出力は、0.5W程度。

      スマホの充電ができるレベルの電力量です。

      USBポートから出力

      ↑本品のUSBポートから出力すると、電流は0.5W程度。スマホの充電ができますが、充電速度は普通です。

      Nebula Apolloの映像は上位モデルと遜色なし

      本品の基本性能について、しつこいほど「上位モデルと同等」と説明してきましたが、やっとその説明にたどりつきました。

      まずは以下の写真をご覧ください。

      Nebula Apolloで写した映像をNebula Capsule IIと比較

      本品と、上位モデルNebula Capsule IIで同じ映像を同時に映し出してみました。

      左が本品、右が上位モデルのNebula Capsule IIです。

      ↑本品の方がやや白っぽいようにも見えますが、それほど大差があるようには見えません。(映像は映画『天気の子』の予告編より/©2019「天気の子」製作委員会)

      capsule IIとの比較2

      ↑別シーン。このシーンだと、より差がわかりにくくなっているように思います。(映像は映画『天気の子』の予告編より/©2019「天気の子」製作委員会)

      色味が若干違いますが、それほど大きな違いがないことがお分かりいただけたでしょうか。

      解像度には差があり、Nebula Apolloは854×480画素、Nebula Capsule IIは1280×720画素となっています。

      50インチサイズくらいまでは双方に顕著な差を感じませんでしたが、100インチレベルのスクリーンに投影すると流石に差が出てきます。

      ちなみにこれらの映像、壁面をスクリーンがわりにして写しています。

      壁紙には凹凸がありますが、それでも十分スクリーンとしての役割を果たしてくれます。

      スクリーンをお持ちでない方でも、部屋の壁色が白系統なら購入して損はありません。

      天井にも映像投影が可能。

      ちなみに本品、天井にも映像を投影できます。

      というのも、形状が立方体なので、床置きしてもバッチリ安定するんです。

      ベッドの上で映画を見ながら寝落ち…なんていう極上体験ができます。

      天井に投影

      ↑天井へ映像を投影している様子。

      はたの編集長
      解像度について、数値の上では違いは小さくないので懸念していたのですが、思いのほか気になりませんでした!

      Nebula Apolloで視聴できる映像・画像・音楽

      続いて、ソフトウェア面の話をしていきます。

      Android OSを内蔵した本品は、主要な動画配信サービスに対応しています。

      NetflixやAmazonプライムビデオをこれ1台で楽しめる!

      本品は、YouTube、Netflix、Amazonプライムビデオといった、動画配信サービスに対応しています。

      メニュー画面

      ↑本品のプリセットメニュー画面。AmazonプライムビデオとYouTube、Netflicがすぐに起動するのは嬉しいですね。

      また、対応しているアプリストア「AptoideTV」を利用してアプリをダウンロードすれば、本品1台で楽しめるコンテンツの幅を広げることができます。

      これらのサービスのユーザーなら、Nebula Apolloで再生する映像コンテンツに困ることはないはずです。

      アプリストア

      ↑アプリストア「AptoideTV」のメニュー画面。欠点は、国内製のアプリがほぼないところです。

      本品が対応しているアプリストア「AptoideTV」はサードパーティ製のため、使用できるアプリが少なくなっています。

      たとえば、YouTube、Netflix、Amazonプライムビデオはデフォルトで入っていますが、Huluなどは非対応です。

      この点では、Google Playに対応しているNebula Capsule IIに分があります。

      はたの編集長
      Nebula Apolloを買うなら、動画配信サービスはぜひ契約しておきたいところです!

      Nebula Apolloの隠れた高機能

      本品は、目立たない、でも”縁の下の力持ち”的な魅力をたくさん備えています。

      Nebula Apolloの高い機能性をピックアップしていきます。

      6W出力のスピーカーを搭載。音はかなりパワフル

      まずは音から。

      本品は、6W出力のスピーカーを内蔵しています。

      これがどれくらいのものかというと、屋外でも十分使えるほどパワフルなスピーカーなんです。

      Ankerの他製品と比較すると、アウトドア向けスピーカー、SoundCore Icon mini2の最大出力が3W。

      Nebula Apollo小型アウトドアスピーカーの倍以上の出力を持っているんです。

      SoundCore Icon mini
      ↑Ankerの小型アウトドアスピーカー、SoundCore Icon mini2

      Nebula Apolloのスピーカーのパワフルさは、筆者が愛用しているMacBook Proの内蔵スピーカーより格段に上。

      特に低音の力強さは明確な違いです。

      ちなみに、本品はBluetoothスピーカーとしても使うことができます。

      背面のモード切り替えボタンを押すと、Bluetoothのペアリング待機状態となり、スピーカーとして使用できる状態になります。

      Bluetoothスピーカーモード

      ↑背面のボタンから、Bluetoothスピーカーモードを起動できます。

      なお、本品の上位機種・Nebula Capsule IIは8Wものスピーカーを搭載しています。

      ただ、個人的には6Wで十分お腹いっぱい。音をでかくしすぎたら、隣の家から苦情が来そうです(笑)

      タッチパネルと、スマホアプリ対応で操作性◎

      冒頭などで書いた通り、本品はタッチパネル操作に対応しています。

      天面を指でなぞって操作するのですが、これが本当に快適で……。

      プロジェクターなのに、まるでノートパソコンのような操作感です。

      また、本品はスマホアプリ、Nebula Connectを使用した操作にも対応。

      このアプリを使えば、スマホ上からプロジェクター画面のマウス操作、文字入力が可能になります。

      Nebula Connectの操作画面

      ↑専用アプリ、Nebula Connectの操作画面。スマホの画面をなぞるとプロジェクターのポインタが動きます。

      Nebula Connect(CapsuleControl)

      Nebula Connect(CapsuleControl)
      開発元:Power Mobile Life LLC/
      無料

      タッチパネルも、アプリからの操作も、操作精度は高く、不満に感じることはありませんでした。

      Ankerのモバイルプロジェクターのなかでタッチパネルを搭載したのは本品が唯一で、操作性の点では他のモデルを引き離しているといっても過言ではありません。

      本品の同梱品

      ↑本品の同梱品。充電器の他にリモコンもついていますが、タッチパネルとアプリからの操作が優秀なので出番はほぼありませんでした。

      HDMI入力、ミラーリングにも対応し、ビジネス用途にも使いやすい

      本品は、HDMIを使用した外部入力に対応しています。

      使用シーンとしては、PCから映像を出力してのプレゼンテーションや、ゲーム機から映像を出力して大画面で楽しむ、といったものが想定されます。

      また、無線での画面ミラーリングにも対応、iPhoneやAndroidのスマホから、30秒程度の操作で画面をプロジェクターに同期できます。

      大画面で写した場合でも文字までしっかり鮮明に写ってくれるので、ビジネス用途で使っても十分活躍が見込めます。

      iPhoneから画面ミラーリング

      ↑iPhoneから画面ミラーリング中。無線接続ですが、文字もしっかり映っています。

      iPhoneから画面ミラーリング

      ↑画面ミラーリング時のiPhoneの設定画面。設定に1分もかかりません。

      プロジェクターがない他社の会議室に本品を持ち込んで渾身のプレゼン…ということもできますね。

      ただ、ゲーム用途でNebula Apolloを使う場合は注意が必要です。

      というのも、本品のHDMI入力、遅延が発生します。

      実際、PCで操作していて体感できるレベルなので、アクションゲームで使用すると操作の快適性を大きく損なってしまいます。

      本品をゲーム用途に使うなら、RPGなどの素早いコマンド入力が必要とされないゲームジャンルに限って用いるようにしてください。

      最大4時間のバッテリー駆動に対応。映画1本は余裕

      本品は、DC電源からの給電による駆動のほか、内蔵バッテリーでの駆動にも対応しています。

      バッテリーの持ち時間は最大約4時間(スピーカー使用の場合は30時間)。

      長めの映画を1本見て、”お釣り”が来ます。

      映画鑑賞をしながらバッテリー切れに怯える必要はありません。

      はたの編集長
      操作が快適すぎる! それだけで本品を選ぶ理由になり得るほどです。

      Nebula Apolloの注意点

      本品を使う上での注意は、機能等の面ではほぼない、といって良いです。

      それくらい本品は完成度の高いアイテムなのですが、ただ唯一書いておきたいのは、取扱説明書が同梱されていないこと。

      操作に困ったら、Anker公式サイトの製品ページから、取扱説明書をダウンロードしてください。

      はたの編集長
      残念な部分はないと言ってよいでしょう。少なくとも、僕には不満は全くありません!

      Nebula Nebula Apolloのおすすめ度

      星5.0

      Nebula Capsule IIも使った筆者が、「人にすすめるならCapsule IIApollo、どっち?」と言われたら、迷わず「Apollo!」と回答します。

      それほど、本品のコスパが高すぎるのです。

      上位モデルより解像度が劣るといっても実際に使ってみたらそれほど気になりませんでしたし、オートでのピント合わせがない点も、ダイヤルによる手動操作が簡単だったのでストレスは皆無。

      おまけに、ポータブル性の高さや、シリーズ中随一の操作性など、上位モデルにない長所も持ち合わせています。

      Anker Nebula Apolloは、モバイルプロジェクターの入門機の決定版といえる存在です。

      はたの編集長
      実は過去、Nebula Capsule IIもおすすめ度星5.0として紹介したのですが、それと比較すると本品は星5.5にしたいくらいです!

      Nebula Apolloのスペック

      • サイズ:幅約66mm×奥行約66mm×高さ約132mm
      • 重量:約471g
      • 解像度:854×480ピクセル
      • 輝度:200ANSIルーメン
      • ランプ寿命:約3万時間
      • 動画再生時間:約4時間(バッテリーモード時しよう)
      • 音楽再生時間:約30時間(Bluetoothスピーカーモード時)
      • 充電時間:約2時間(15V-3A入力時)
      • スピーカードライバー:6W
      • OS:Android 7.1
      • CPU:クアッドコア A7 スマートフォンチップセット
      • GPU:Adreno 304
      • RAM:1GB DDR3
      • ROM:8GB

      製品公式サイトより引用

      Anker Nebula Apollo

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