スマホユーザーにとって必携のアイテムといえるモバイルバッテリー。
しかし、これの容量を選ぶときに迷ってしまう方も多いはずです。
容量が増えれば便利になりますが、そのぶん大型化&重くなってしまいますし、ここは自分のライフスタイルにあった賢い選び方をしたいところですね。
この記事では、大手アイテムメディアでライターを務める筆者が、モバイルバッテリーの容量について、最適な選び方とおすすめモデルを紹介します。
いま買うべきアイテムが、一目瞭然に分かるはずです!
モバイルバッテリーの容量、選び方チェック項目
あなたが買うべきモバイルバッテリーの容量を決定づけるのは、ズバリ以下の3つの要素から足し算していくとよいでしょう。
- 1日にどれくらいスマホやタブレットのバッテリーを使うか
- 出張や旅行などの頻度
- 充電を忘れることがあるか
まず第一に、ガジェットをヘビーユースする方であればあるほどバッテリーの消費が多くなりますから、当然モバイルバッテリーの容量を大きくするべきです。
目安としては、1日に使うバッテリー容量は最低限でも確保したいところです。
また、もしあなたがスマホとタブレット両方を使っているのなら、それらのバッテリー容量を合算したものを、1日の消費バッテリー容量として計算して下さい。
スマホやタブレットの各機種ごとのバッテリー容量の差はあとで紹介していますから、参考にしてみてください。
また、モバイルバッテリーが活躍するシーンとして出張や旅行が挙げられます。充電する機会がないことも少なくないため、これらの頻度が多い方は、大容量のモバイルバッテリーを持っておいたほうが便利でしょう。
最後に忘れがちなのが「充電忘れ」の頻度。
筆者もよくやってしまうんですが、モバイルバッテリーを使った日にカバンのままに入れっぱなしにしてしまって、充電を忘れてしまう、そして翌日使えないなんてケースがよくあるんです。
しかしモバイルバッテリーの容量が大きければ、そんな懸念もある程度払拭できます。
小型大容量のモデルも多いので、充電忘れが少なくない……という方は、そんなミスもカバーしてくれるモデルを購入することをおすすめします。
例①
- 1日に使うバッテリー容量:4000mAh
- 出張や旅行は少ない:+0mAh
- 充電忘れはしない:+0mAh
→5000mAhあれば安心!
例②
- 1日に使うバッテリー容量:3000mAh
- 出張や旅行が多い:+3000mAh
- 充電忘れが多い:+3000mAh
→10000mAhあれば安心!
5000mAhのモバイルバッテリーが適しているのはこんな人
- 丸1日で、スマホのバッテリーを使い切らないくらいの人
- 旅行や出張が少ない人
- 充電忘れをしない人
- とにかく大きさを抑えたい人
5000mAhというと、主流のスマホのバッテリーとほぼ同サイズかやや大きいといった程度で、現在発売されているモバイルバッテリーのなかでは小型な部類に入ります。
スマホフル充電1回ぶんの容量しかないので、当然ながら、ライトなユーザー向けの商品です。
目安としては、「1日の使用で、スマホのバッテリー容量を使い切るくらい」かつ「旅行や出張が少なく」、「充電忘れの心配もあまりない」ユーザー向け、といえます。
また、最低限の容量である5000mAhのモバイルバッテリーは、サイズが最小限に抑えられています。
なかには薄型でスマホと重ねて使えるようなものもあり、カバンの中でかさばることを気にするユーザーにもおすすめです。
主要スマホのバッテリー容量
- iPhoneXR:2942mAh
- iPhoneXS:2658mAh
- iPhoneXS Max:3174mAh
- ZenPhone 6:5000mAh
- Galaxy S10:3300mAh
- Google Pixel 3a:約3000mAh
10000mAhのモバイルバッテリーが適しているのはこんな人
- とりあえず使い勝手のよい容量が欲しい人
- 5000mAhでは容量が足りないが、大型になるのは避けたい人
- タブレットを持っていないか、あまり使わない人
- 充電忘れが怖い人
10000mAhは、筆者が最もおすすめする万人向けな容量です。
容量とサイズのバランスがちょうどよく、「かさばらずに大容量」を実現できます。
旅行や出張の多い方や充電忘れが怖い人でもこれなら安心です。
ただ、タブレットを充電しようとすると、スマホまで充電する容量が足りなくなりがちなので、タブレットとスマホをバリバリ使い分けるという方は、このあとに紹介する20000mAhのものを選ぶと良いでしょう。
20000mAhのモバイルバッテリーが適しているのはこんな人
- タブレットとスマホをバリバリ使い分ける人
近年小型化が進行しているモバイルバッテリーですが、20000mAhともなると流石にサイズが大きくなってきます。
そんな、超大型サイズのモバイルバッテリーがおすすめなのは、タブレットとスマホ、両方を使いこなすガジェットヘビーユーザーです。
タブレットはスマホに比べてバッテリー容量が大きいので、タブレットをモバイルバッテリーで充電しようとなれば、それだけ大きな容量のものが要求されます。
また、このサイズになってくると、2台同時に充電が可能なモデルもあります。
そんなモデルなら、2台同時に充電がピンチ! という場面にも対応できて安心です。
主要タブレットのバッテリー容量
- iPad(2018年モデル):8827mAh
- iPad Pro(12.9インチ):9970mAh
- ファーウェイ MediaPad M3 Lite 10 wp:6660mAh
※参考:iPhoneXR:2942mAh
以下では、それぞれの容量別、おすすめモデルを紹介します!
今回は、モバイルバッテリーの最大手メーカー・Ankerが発売しているアイテムから、8モデルを選んでみました。
モバイルバッテリーの容量別、おすすめモデル8選!
5000mAhのおすすめモバイルバッテリー
1000円台に収まる、お手頃な1台
Anker
Astro E1
手のひらサイズにおさまる、小型のモバイルバッテリー、Anker Astro E1。
1000円台というお手頃価格ながら、Ankerの独自技術Power IQによる急速充電を可能にしたモデルです。
- 出力:USB-Aポート×1
- 入力:MicroUSBポート×1
- 容量:5200mAh
- 重さ:約125g
→容量が少なめでよければ鉄板の1台!
Amazonレビューの声
スマホと重ねて使える薄型モデル
Anker
PowerCore Slim 5000
Anker Astro E1とほぼ同等の容量で、平べったい形状のモバイルバッテリーは、外装がシリコンになっていてすべりにくく、スマホと重ねて使えるのが特徴。
特に、iPhoneの外装の曲線にフィットするように作られており、iPhoneユーザーありがたい仕様です。
Ankerの独自技術Power IQによる急速充電ももちろん装備しています。
- 出力:USB-Aポート×1
- 入力:MicroUSBポート×1
- 容量:5000mAh
- 重さ:約118g
→外装が特徴的!スマホと重ねて使いたいならこちら
Amazonレビューの声
旅行に持っていきたい、モバイルバッテリーと充電器がくっついた1台
Anker
PowerCore Fusion 5000
充電器とモバイルバッテリーがセットになった変わり種の1台。
コンセントから、PowerCore Fusion 5000と、それに接続したスマホなどを一緒に充電できます。
旅行にこれ1つ持っていけば、モバイルバッテリーと充電器の一台二役となり、荷物を削減することが可能。
旅行や出張の多い方におすすめしたい1台です。
- 出力:USB-Aポート×2
- 入力:AC電源用コンセント
- 容量:5000mAh
- 重さ:約189g
→旅行・出張時の必須アイテム!
Amazonレビューの声
10000mAhのおすすめモバイルバッテリー
Amazonで一番売れているモバイルバッテリー!
Anker
PowerCore 10000
Ankerのモバイルバッテリーのなかでも、最も売れているロングセラーがこのモデルです。
その秘訣は、10000mAhという大容量とサイズの小ささ、そして価格の安さでしょう。
見てわかる通りのハンディサイズで、重さわずか180g。
それでありながら、かつてはどでかく重かった、10000mAhという容量を実現しています。
Ankerの独自技術Power IQによる急速充電も当然のごとく装備して、価格は3000円を切る、2799円(2019年8月23日時点)。
迷ったらこれを選んでいい、ベストバイアイテムです。
- 出力:USB-Aポート×1
- 入力:MicroUSBポート×1
- 容量:10000mAh
- 重さ:約180g
→迷ったときのファーストチョイス!
Amazonレビューの声
低電流モード搭載で、小さなガジェットにも安心して充電できる
Anker
PowerCore 10000 Redux
ネーミングの通り、上記の、PowerCore 10000の進化版にあたる商品です。
追加機能として、PowerCor 10000にはなかった、低電流モードを搭載しています。
この機能があるおかげで、強い電流を流しすぎると壊れてしまう可能性のあるイヤホンのような小さな機器にも、安心して充電を行うことができます。
価格は従来品と比べて200円高くなりますが、小さな機器の充電を行う可能性があるのであればこちらを買うべきです。
- 出力:USB-Aポート×1
- 入力:MicroUSBポート×1
- 容量:10000mAh
- 重さ:約184g
→小さなガジェットにも充電したいならこれ!
Amazonレビューの声
超高速充電にも対応したハイエンドモデル
Anker
PowerCore 10000 PD Redux
10000mAhのモバイルバッテリーのなかで、最もハイエンドなのがこちら。
価格こそ4299円と、これまで紹介したものと比べてお値打ち感はなくなってしまいますが、本品はそれを補って余りある2つの魅力を持っています。
まずは、急速給電規格「Power Delivery」(PD)に対応したことによる、抜群の充電スピードです。たとえばiPhoneXSなら、30分で50%の充電を行うことができ、その性能は他製品から頭一つ抜けています。
加えて、USB-AとUSB-C、2つの出力ポートを備えたことで、2台同時充電が可能となっています。
もちろん、Power IQによる急速充電や低電力モードも装備しており、小回りもきく本品。
ガジェットヘビーユーザーなら持っておきたい1台です。
- 出力:USB-Aポート×1 USB-Cポート×1
- 入力:USB-Cポート×1(※USB-Cポートは入出力兼用)
- 容量:10000mAh
- 重さ:約192g
→10000mAhのモデルなのに、超高速充電や2台同時充電ができる!
Amazonレビューの声
20000mAhのおすすめモバイルバッテリー
10000mAh機種が順当に進化し、2台同時充電が可能に
Anker
PowerCore 20000 Redux
先ほど紹介した、PowerCore 10000 Reduxの20000mAhバージョン。
追加の特徴としては、出力用ポートのUSB-Aが2つに増え、2台同時充電が可能になったことが挙げられます。
一方、サイズは当然大型化しており、184gだったPowerCore 10000 Reduxに比べ、ほぼ倍の約362gとなっています。
容量の目安は、11インチのiPad Proを2回フル充電できる程度。
20000mAhクラスのモバイルバッテリーとしては標準的な商品であり、超大容量モデルのファーストチョイスとなる1台です。
- 出力:USB-Aポート×2
- 入力:MicroUSBポート
- 容量:20000mAh
- 重さ:約362g
→超大容量モデルなら、これがファーストチョイス!
Amazonレビューの声
超大容量と超高速充電を兼備した究極の1台
Anker
PowerCore 20000
先に紹介した急速給電規格「Power Delivery」(PD)に対応し、さらには、Android端末などに搭載されている急速充電規格「Quick Charge」にまで対応したモバイルバッテリー。
Ankerの独自技術Power IQは、進化したバージョン2.0を搭載し、充電速度がさらにパワーアップしています。
電池残量は、表面に設置されているボタンの周囲に8段階で表示されるので、残量が分かりやすいのも魅力です。
11インチサイズのiPadでも2回のフル充電が可能な20000mAhの大容量と、急速充電機能をバッチリ兼備した、究極の1台。
- 出力:USB-Aポート×2
- 入力:USB-Cポート
- 容量:20000mAh
- 重さ:約369g
→充電の速さを求めるあなたに!
Amazonレビューの声