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    ホームシアターの作り方! 格安・10万円以下の”お手軽映画館”

    アイキャッチ

    ホームシアターは、映画好きにとってのひとつの夢。

    でも、家電量販店などで見てみるとどうしてもお高いものに感じてしまいますね。

    でもそんなことはないんです。

     

    筆者、学生時代に映像学を専攻した映画好きでして、歳も30代に差し掛かったいま、どうしてもホームシアターが欲しいなあと、自宅に作ってしまいました。

    10万円以下で。

     

    たしかに、スピーカーなどは本格的なものに比べればチャチいですが、音響を上手いこと考えれば音は臨場感溢れるもになりますし、画質やスクリーンの大きさは決して劣るものではありません。

    機能性の面から考えれば、十分実用に足るホームシアターが出来上がります。

    映画好きにはたまらない、”格安映画館”の世界へ、レッツゴー!

     

    目次

    ホームシアターを格安で作る! 必要な機材は?

    プロジェクターとスピーカー

    ①格安ホームシアターに必須のアイテム

    10万円以下でホームシアターを作るにあたって、以下の3点が必須になります。

    1. プロジェクター
    2. スピーカー
    3. 映像出力デバイス(PC or スマホ or タブレット)

    まず、プロジェクターはいうまでもないですね。

    大型テレビを用意するような予算はないので、ここはプロジェクターを使用します。

    昨今、6万円前後の格安プロジェクターが多く売り出されていますが、このホームシアターでもそんなアイテムを使用しています。

     

    お次はスピーカー。

    これ、格安ホームシアターを作るにあたってのキーアイテムです。

    音は映画にとってかなり重要な要素で、音響によって臨場感の大小が如実に決まってしまうからです。

    あとで詳しく語りますが、筆者のホームシアターでは、小型のBluetoothスピーカーを2台使用することで音の広がりを出しています。

    バースピーカーを使うという方法も有効なのですが、どうしても置き場所に困るので……。

     

    そして、最後にPC。

    映像を、外部のプロジェクターとスピーカーに出力するために必要なアイテムになります。

     

    映像を出力するHDMIさえつなぐことができれば、スペックは問いません。

    また、お使いのPCにHDMIが刺さらない!という方も大丈夫です。

    USBをHDMIに変換するハブも売られているので、PCを新たに購入する必要なんてありませんよ。

     

    なお、AmazonプライムビデオやNetflixなどのサブスクリプションサービスから映像を再生し、かつプロジェクター内蔵のスピーカーで音を再生する、というのならPCは不要です。

    ただし、筆者的には、音はやはりしっかりしたスピーカーから出すべきと考えていますので、PCからの映像・音の出力をおすすめします。

    はたの編集長
    ホームシアターを作ってみて、スピーカーの偉大さがよくわかりました。

     

    ②より快適なホームシアターが作れるアイテム

    さて、ここまで紹介したものに加えて、下記のものがあるとホームシアターのクオリティがさらにアップします。

    1. スクリーン
    2. 三脚
    3. 座椅子 or クッション

    スクリーンは白い壁さえあれば代用ができて、多少の凹凸があってもちゃんとした映像が投影できます。

    でも、映像投影のために作られたスクリーンなら、やはり色がキレイに写ります。

    実際、布だけのものなら120インチのものでも4000円ほどで買えますし、自立式のものでも1万円以下で入手できます。

    筆者の場合、壁面が白の寝室をホームシアターにしてしまったので、スクリーンは設置していないのですが、いつかスクリーンまで設置されたホームシアターを作りたいなと思っています。

     

    三脚も、プロジェクターをうまく設置できる場所がありさえすれば必要ありません。

    筆者の場合はローテーブルで代用ができました。

    ただ、望む高さで映像を投射したいのなら、やはり三脚はあった方がいいですね。

     

    また、座椅子やクッションはリビングをホームシアターにするなら是非欲しいアイテムですね。

    筆者の場合は、寝室のマットレスに寝っ転がりながら見ていますが、まあ好みです。

    はたの編集長
    寝ながら映画を見ると寝落ちしてしまうので、座って見た方がちゃんと最後まで見れる気がしますw

     

    ホームシアターを格安で作ってみた! 実際のところどうなの?

    まずは、筆者が作ったホームシアターの様子を写真で見ていただきましょう。

    テストに使った映像は、YouTubeより、映画「天気の子」の主題歌「愛にできることはまだあるかい」のMVです。

    ホームシアター

    この1枚だけでも、十分見れるだけの映像になっているのがお分かりいただけるでしょう。

    ただ、これだけだと周りがどうなっているかわかりにくいと思うので、光を混ぜるとこんな感じ。

    壁をスクリーンにして、寝室をそのままホームシアターにしちゃってます。

    手前に写っているのは、マットレスですね。

     

    さて、使用した機材についてもさらっと触れておきます。

    今回使用したプロジェクターは、AnkerのNebula Capsule II

    筒型のモバイルプロジェクターで、置き方を工夫すれば天井にだって映像を投影できちゃうスグレモノです。

    ローテーブルを活用

    ↑ローテーブルを活用してプロジェクター台にしました

     

     

    スピーカーについては配置を工夫しておりまして、自分の左右に2つ設置しています。

    これまたAnkerのポータブルスピーカーSoundCore mini2を2台使用してサラウンド感を演出しています。

    詳しくはあとで書きますが、このスピーカー、お風呂でも使える防水仕様なのに、音のバランスが素晴らしい!

    1台だと物足りないのですが、2台揃えれば音に包まれている感覚・サラウンド感を楽しむことができて、ホームシアターというに十二分な迫力です。

     

    というわけで、見た目はチャチですが、映像や音は十分満足できるクオリティになりました。

    スピーカーに関しては、サウンドバーを導入するという手もあります。

    サウンドバーとは、棒状の本体に、2つのスピーカーが内蔵されたアイテムの総称です。

     

    Amazonでよく売れているサウンドバーのなかでもレビューの良い商品が以下。

    筆者の場合はスペースの都合もあって小型スピーカー2つという選択になりましたが、しっかり設置できる場所があるなら、こちらの方がホームシアター「らしく」はなりますね。

     

    僕が格安ホームシアターを作るのに使用したアイテム詳細

    さて、ざっくり設備を紹介したところで、アイテムの詳細の説明に移っていきましょう。

    まずは、絶対に外せないプロジェクターから語っていきます。

    ①プロジェクター Anker Nebula CapsuleII

    実売価格5万9800円

    Nebula Capsule llのアイキャッチ

    いま大人気のモバイルプロジェクターのなかでも、最も万能性に優れたアイテムで、一言で表すなら「持ち運べるホームシアター」。

    その魅力はたくさんあり、

    • Android TVを搭載しており、NetflixやAmazonプライムビデオをこれ1台で見られる
    • オートフォーカス機能を搭載、焦点を合わせる手間がない
    • 付属リモコンからの音声操作、アプリを介しての操作も可能
    • 充電なしでも映画1本を見れるだけのロングスタミナ
    • 外にも持ち出せるハンディサイズ
    • 置き方を工夫すれば寝ながらでも使える

    といった感じ。

     

    映像の質も十分で、たとえば明るさは輝度200ANSIルーメン、解像度は1280×720と、モバイルプロジェクターのなかでも最高レベルのクオリティを備えています。

    凹凸のある壁面に映像を映し出しても、びっくりさせられるほどのキレイさを見せてくれました。

    Nebula CapsuleII 性能チェック

    ↑このプロジェクターで壁に映した、「千と千尋」の「湯婆婆」。投影した壁に凹凸があるにもかかわらず、粗さを感じさせない精緻な映像です。

     

    と、ここまで褒めちぎりましたが、一応欠点も書いておきます。

    このプロジェクター、スピーカーを内蔵していて、Netflixなどのサブスクリプションサービスにも対応しているため、プロジェクター単体で映像と音の再生を完結することができるのですが……

    外部のスピーカーにBluetooth接続で音を出力することができないんです。

    Nebula CapsuleII が搭載しているスピーカーも、プロジェクター内蔵とは思えない高音質なのですが、サラウンド感は楽しむには流石に力不足。

     

    映像と音のコラボレーションをガッツリ楽しむなら、映像はプロジェクターに、音をスピーカーに、PCからそれぞれ出力することをおすすめします。

     

    ちなみに本品、単体でクッションの上に置けば、天井に映像を投影することもできるんです。

    この場合、内蔵スピーカーを使わざるを得ないため、音のクオリティは落ちてしまいますが、「寝ながら映画を楽しめる」のは他にはない長所!

    人をダメにするプロジェクター(笑)です。

    座布団を利用して天井へ投影

    ↑座布団などクッションの上に置いても、安定して天井へ投影することができました。

     

     

    ②スピーカー Anker SoundCore mini2

    実売価格3909円

    Anker SoundCore mini2のアイキャッチ

    小型の万能Bluetoothスピーカーです。

    こちらもサクッと魅力を説明しますと、以下のようになります。

    • 中高音を中心とした深みのある音
    • 30分水に浸けても壊れない耐水性
    • 最大15時間連続再生のロングスタミナ
    • スピーカーを2台つなげばサラウンドも楽しめる
    • これだけの機能を備えて価格は4000円以下

     

    防水であることを活かしてお風呂で使ったり、車の中で音を楽しむなど、多彩な使い方ができる本品。

    今回は音のバランスの良さとサイズがコンパクトな点を評価して、ホームシアターのスピーカーとして2台同時に採用してみました。

    ポイントはなんといっても、2台使いによるサラウンドと配置の自由さでしょう。

    スピーカーのサイズ

    ↑このスピーカー、実に小型で、Apple Watchと並べてもこの小ささ。それでいて音はかなり大きいので、実際に使ってみると驚かされます

     

    すでに書いていますが、本品単体ですとモノラル再生になってしまうため、音の迫力は2台使いに比べて半減以下になってしまいます。

    映像への没入感が魅力のホームシアターにとって音の良さは必須要件ですから、このスピーカーを導入するなら2台使いは確定と考えてください。1

    はたの編集長
    体感ですが、2台使いをすれば、音の迫力は1台の3倍以上ですよ

     

    で、このスピーカー、サイズが小さいので、配置が好き勝手出来るんです。

    スクリーンの前に2台置いてもいいですが、筆者の場合は自分の左右に置いています。

    スクリーンの前にスピーカーを置くと、「前から音が聞こえてくる感覚」です。

    一方、自分の左右にスピーカーを置くと、「音に包まれている感覚」を味わえます。

    いわゆる「立体音響」に近いといえば伝わるでしょうか。

    スピーカーの配置

    ↑スピーカーはマットレスの左右に配置。写真はスクリーンに向かって左側ですが、右側にも置いています

     

    偉そうに語りますが、ホームシアターの没入度を上げるためには、映像の質以上に音の迫力が超絶重要です。

    ここはケチることなく、スピーカーを2台導入しましょう。

     

     

    というわけで、僕は小型スピーカーの2台使い推奨なのですが、「どうしてもスピーカーを1台にまとめたい」「ホームシアターらしい大型のものを使いたい」という場合はサウンドバーですね。

    価格帯は、Anker SoundCore mini2を2台揃えるのと同じくらいなので、お好みで選んでください。

    サウンドバーのおすすめは、先ほども掲載した以下の商品です。

     

    ただしサイズは大きくなるうえ、配置は「スクリーンの目の前」にほぼ固定されてしまいます。

    先にも書いたようにこれはもう好みの問題なのですが、

    • 音に囲まれている感覚が欲しい人→小型スピーカー2台
    • 単純な音の大きさが欲しい人→サウンドバー

    といった感じで選べば良いかと思います。

     

    はたの編集長
    僕は、小型スピーカー2台使いを強烈に推します!

     

    ③PC いつも使っているものをそのまま使用

    PC普段使っているMacBook Proをそのまま使用。

    HDMIでプロジェクターに接続し、音はBluetoothで2つのスピーカーに出力しています。

    PCとの接続

    ↑こんな感じで、PCからハブを介してHDMI出力しています。PCの左に写っているのは、Nebula CapsuleIIのリモコンです

     

    なお、PCを持っていないという方はほぼいらっしゃらないと考えまして、今回「10万円以下」という予算のくくりにPCは含めていません。

    ご了承ください。

     

    必須アイテムの価格合計

    今回は10万円以下というくくりでホームシアターの構成を紹介しています。

    ですので、ここまで採用したアイテムの合計金額をひとまず出しておきましょう。

    アイテムジャンル アイテム名 価格
    プロジェクター Anker Nebula CapsuleII 5万9800円
    スピーカー Anker SoundCore mini2 7804円(2台ぶんの価格)
    PC MacBook Pro 価格には加算せず
    価格合計 6万8604円

     

    これらがあれば、最低限、没入感のあるホームシアターを作ることができます。

    続いては、このホームシアターをさらに快適にしてくれるアイテムに迫っていきましょう。

     

    格安ホームシアターをさらに快適にするアイテム

    さて、続いて、ホームシアターをより充実したものにしてくれるアイテム、スクリーンとクッションについて、おすすめ品を紹介していきます。

     

    ①スクリーン 100インチサイズの自立型

    実売価格7999円

    スクリーン

     

    Anker Nebula CapsuleIIが投影できる映像は最大100インチ。

    なので、今回紹介した構成でホームシアターを作るなら、スクリーンは100インチサイズで探すのがおすすめです。

     

    では、100インチのスクリーンのおすすめ商品を紹介……という前に。

    実はスクリーンには大きく分けて2種類ありまして、「自立するタイプ」と「壁に貼り付けて使うタイプ」があります。

    自立するタイプは、文字通り、スクリーンに脚がついていて自立します。

    壁を傷つける心配がないので安心して使用できますが、値段がやや高めなのが玉にキズです。

     

    もう一方の壁に貼り付けて使うタイプ。

    こちらは値段が安い反面、壁に布を張り付けることになるので画びょうなどで固定する必要が出てきます。

    もちろん、テープなどでも貼り付けられないことはないのですが、布の重みで落ちてしまうという話も耳にします。

    賃貸の家では使いにくいため、自立するタイプを強くおすすめします。

     

    ②三脚 ミニサイズでも安定しているものを

    実売価格1952円

    三脚

    プロジェクターを載せる台がない! という方は三脚があったほうがいいかもしれません。

    ぶっちゃけ、フタ付きのゴミ箱なんかでも代用ができたりするんですが、小型の三脚であれば2000円以下でしっかりしたものが買えるので、予算が問題なければ買ってしまってもいいと思います。

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    ③クッション ゆったりした2人掛け座椅子

    実売価格8403円

    座椅子

    続いてはクッション……というか座椅子です。

    映画を見ていると、長時間同じところにいることになるので、何かしらクッションが必須になります。

    筆者のホームシアターは、寝室を丸々使ってしまっているのでマットレスをクッションにしていますが、そういったものがない場合は座椅子がおすすめ。

    なんといっても寄りかかれるのは大きなメリットですからね。

    実際、マットレスの上で映画を見ていて、何かに背中を預けたい、と思うことは多くあります。

    スペースの関係で、座椅子は導入していないのですが。。。

     

    そして、もしあなたが座椅子をホームシアターに導入するなら、1人でも2人用のゆったりしたものがよいでしょう。

    映画館の座席以上のゆったり感を自宅で味わうことができる、ホームシアターの魅力を引き出すことができます。

     

    今回掲載した商品は、Amazonで非常によく売れている2人掛け座椅子です。

     

    ホームシアター 格安で揃えた総額は……?

    やっと、アイテムの紹介が全て終わりました。

    というわけで、ここまでにかけた総額を表で見てみましょう。

    アイテムジャンル アイテム名 価格
    プロジェクター Anker Nebula CapsuleII 5万9800円
    スピーカー Anker SoundCore mini2 7804円(2台ぶんの価格)
    PC MacBook Pro 価格には加算せず
    スクリーン 100インチ自立型スクリーン 7999円
    三脚 ミニ三脚 1952円
    クッション 2人掛け座椅子 8403円
    価格合計 8万6958円

     

    なんと、目標の10万円どころか9万円を割りました。

    HDMIのケーブルや、USBとHDMIを変換するハブを買ったとしても、10万円以下で悠々収まる計算です。

     

    本格的ホームシアターには手が届かないという方も、これはさすがに買いなんじゃないでしょうか。

    しかも、スクリーンと三脚、クッションは必需品ではないので、最低限のアイテム(プロジェクターとスピーカー)で済ませれば、7万円を切る計算。

    筆者、これらのアイテム(特にプロジェクター)を買ってから生活が激変しました。(というか、2日間に1回は映画を見ながら寝落ちする日々を過ごすことになりました)

    映画の見過ぎで生活が怠惰になったことは反省していますが、ホームシアターを作ったことは全く後悔していません。

    映画が好きというあなたも、その映画愛を形にされてはいかがですか?

     

    はたの編集長
    いやあ、いい買い物でした!
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