お風呂で優雅に音楽を聴きたい。
そんなユーザーは多いはずです。
しかし、防水対応のスピーカーは値段がやたらと高かったり、音が悪かったりするのが悩みのタネ。
そこで使って欲しいのが、今回レビューするAnker SoundCore mini2です。
水深1mの環境下でも30分間耐える防水性能を備え、シャワーはもちろん万が一の風呂ポチャにもへっちゃら、音への評価も高い小型万能スピーカー。
それほどの高機能を備えて価格はなんと3999円とお手頃と至れり尽くせりです。
この記事では、その魅力をたっぷりご紹介していきます。
Anker SoundCore mini2の概要
まずは、Anker SoundCore mini2の長所を整理してみました。
- 中高音を中心とした深みのある音
- 30分水に浸けても壊れない耐水性
- 最大15時間連続再生のロングスタミナ
- スピーカーを2台つなげばステレオも楽しめる
- これだけの機能を備えて価格は4000円以下
本品の魅力は、良質な音に加え、耐水性やコンパクトさ、ロングスタミナなど多方面の器用さを兼ね備えたオールマイティー性の高さに集約されます。
実際、Amazonのレビューを見ても器用さを評価する声が多く聞かれ、「室内、車載はもちろん、海やお風呂にも安心して持っていけて、音にも満足」、「コンパクトで防水性能もピカイチなので、どこへでも持っていける」といったようなコメントが寄せられていました。
Amazonにおけるユーザー満足度は平均星4.2(記事執筆時点)。星5つの評価は全ユーザーの52%、星4つは30%と、8割超えるユーザーが品質に満足しているようです。
以下では、そんな本品の詳細レビューをお届け。
サイズ感・音・利便性の3項目からチェックしてみました。
Anker SoundCore mini2のサイズ感
商品名に「mini」と入っていることからもわかる通り、本品のサイズ感はかなりコンパクトです。
具体的にどんなものか、写真で見ていただきましょう。
例えば、iPhoneXRと並べるとこんな感じ。
明らかに小さいです。手に持ってみるとそれがさらに分かります。
実寸のサイズは、直径69.5mm×高さ80mmで、重さは207g。
ポケットに入るほどではありませんが、スピーカーとしてはかなり小型で、ポータブルサイズといってよい小ささです。
Anker SoundCore mini2は、そのオールマイティーな能力ゆえ色々なところに持ち出して使うことが多くなります。
その際、これほどまでに小さなサイズであることは大きな武器。
外で使うにはやや音量が心もとないですが、携行性の高さから広範囲に大活躍してくれます。
Anker SoundCore mini2の音
続いて音の解説です。
Amazonレビューでも高評価の多い本品の音ですが、価格から考えればかなりハイレベルな良音でした。
良質な音のメインとなるのは、スピーカー上部から奏でられる中高音。
音のシャリシャリ感が鮮明で、ボーカルはもちろん、楽器の音までキレイに鳴らしてくれます。
一方、低音はスピーカー下部から出ています。
本体のコンパクトさゆえ低音の強さは控えめではありますが、十分耳に入ってくる音量で、あるのとないのとでは大違い。
Anker SoundCore mini2の良音を演出する縁の下の力持ちです。
スピーカーの最大出力は、室内用のものとしては比較的大きい6Wで、最大音量もかなりのもの。
音量マックスにすると苦情が来るのではないかと思わされるレベルの音の大きさです。
総評すると、スマホやノートパソコンの内蔵スピーカーの一回り、ふた回り上、お値段以上の良音といえます。
特に中高音のクリア感は明確な差で、低音の強さも本品にアドバンテージがあります。
卓上スピーカーとして使っても、他商品に引けを取らない音でした。
なお、音飛びに関しては、ほぼ気にしないで良いと感じました。
少なくとも、筆者が使っている限りでは顕著に音が飛んだことはなかったですし、Amazonのレビュー等を見ても、通信は安定している旨の記述はあっても、音が飛ぶというようなことはほぼ書かれていません。
通信の安定性は高いといえるでしょう。
ちなみに、本品やその説明書にはコーデックについての記載がありません。
対応しているのはSBCのみと思われます。
ただ、筆者が聞いた限りでは音質はSBCということを感じさせない良さがあったので、問題ないといえるのではないでしょうか。
一方で音の遅延が多少あるので、ゲームなどに使うのであれば、有線のスピーカーを選ぶことをおすすめします。
Anker SoundCore mini2の利便性
なんといっても、これこそ本品の真骨頂です。
その利便性は、主に下記の3点があります。
- 30分水に浸けても壊れない耐水性
- 最大15時間連続再生のロングスタミナ
- スピーカーを2台をつなげてステレオも楽しめる
お風呂で使える!30分水に浸けても壊れない耐水性
Anker SoundCore mini2は、IPX7相当の耐水性能を備えています。
IPX7とは、「30分間1mの深さの水に浸けても壊れない」という規格。
つまり、お風呂で使っていて万が一お湯ポチャしてしまっても大丈夫なんです。
もちろん、不意にシャワーがかかってしまっても全く問題ありません。
お風呂でつかえるスピーカーを検索すると、IPX4(あらゆる方向から、水しぶきがかかっても壊れない)など、防水にやや不安がある商品がすすめられているケースを多数見かけます。
そんななかにあって、本品は自信を持って「お風呂場スピーカー」におすすめできる商品です。
また、Anker SoundCore mini2のBluetooth通信距離は長めの20mを確保しています。
壁があるとどうしてもこの距離は短くはなってしまいますが、たとえば、脱衣所のスマホから音楽を再生しながら、お風呂場内のスピーカーで音を楽しむといった使い方が可能です。
充電の手間が少ない!最大15時間連続再生のロングスタミナ
お風呂など、部屋から離れた場所に設置していると、気になるのがスピーカーのスタミナです。
しかし、Anker SoundCore mini2なら大丈夫。
本品が誇る15時間の連続再生時間があれば、1日30分間お風呂で音楽を楽しんでも1ヶ月はバッテリーがもつ計算です。
Amazonのレビューを見ていると、このロングスタミナを活かして車載用スピーカーとして活用している方もたくさん見受けられました。
TWS対応で、スピーカーを2台をつなげてステレオも楽しめる
Anker SoundCore mini2は、TWSに対応しています。
TWSとは、True Wireress Stereoの略で、和訳すると、「完全ワイヤレスステレオシステム」のこと。
たとえば、完全ワイヤレスイヤホンは、コードレスで、左右のイヤホンが同時に音を鳴らしますよね?
これをスピーカーでも再現できるというわけ。
つまり、Anker SoundCore mini2を2台揃えたら、ステレオスピーカーとして使用することができるんです。
モノラル再生だと、音の迫力は欠けてしまいがちですが、ステレオ再生であればそれをしっかり体感することができます。
Anker SoundCore mini2の使い方&注意点
本品はスピーカーなので使い方は簡単ですが、念の為それについても言及しておきましょう。
本品のペアリングは、本体外周下側にある、Bluetoothボタンを操作して行います。
ボタンを押し、ランプが青色に点滅するのを確認したら、ペアリングモードに移行している証拠です。
端末側から接続の操作をすれば、ランプが青色点灯に変わるので、そうすればペアリングは完了。
筆者が試すと、ものの30秒程度の操作でペアリングできました。
あとは再生端末から音源を再生するだけ。
ちなみに本品には、再生・一時停止や、音量調整のボタンがついているので、リモートでも音の操作が可能です。
また、購入時の注意点ですが、本品には充電プラグが付属していないので別途購入する必要があります。
筆者のおすすめは、AnkerのUSB急速充電器。
本品の充電にはもちろん、スマホの高速充電を行うことができるスグレモノです。
Anker SoundCore mini2のおすすめ度
星4.5
かなり高い完成度を誇るAnker SoundCore mini2。
一方で多少の欠点もあり、たとえば、音の遅延が大きく感じられ、ゲームでの使用にはあまり向きません。
とはいえ、防水性能は十分で音も良好と、死角が少ないアイテムなのは間違いありません。お風呂スピーカーはもちろん、車載スピーカー、卓上スピーカーを探している方も、購入を検討すべきアイテムといえるでしょう。
- お風呂で使うスピーカーが欲しい
- スマホやノートPCの内蔵スピーカーの音質に不満
Anker SoundCore mini2のスペック
- サイズ:69.5mm×69.5mm×80mm
- 質量:207g
- オーディオ出力:6W
- バッテリー容量:1850mAh
- 充電時間:2〜3時間
- 再生可能時間:15時間(音量や内容により異なる)
- 動作範囲:20m
- Bluetooth規格:V4.2+EDR
※取扱説明書より引用